こんにちは、多汗ライターカンタです。
微弱電流の通った水に手、足を浸けて汗腺を窄めるイオントフォレーシス治療。
最近は家庭用機器の普及も進み、週1回程度の自宅治療、または通院治療で手汗、足汗を改善されている方が増えています。
かく言う僕も、皮膚科でイオントフォレーシスの効果を実感してから、即家庭用のイオントフォレーシス機器を導入。以来、レベル3の手、足汗をコントロールできるようになりました。
今回は、そんなイオントフォレーシス治療の価格事情についてお話ししたいと思います。
通院でのイオントフォレーシス治療と、家庭用イオントフォレーシス機器の導入、どちらの選択がより経済的なのでしょうか?
目次
通院でのイオントフォレーシスの価格相場
1回あたりの治療は1,000円前後
皮膚科に通ってイオントフォレーシス治療を受ける場合の1度の施術費用は、およそ1,000円ほどとなります。
もちろん医院にもよりますが、初診料、再診料等を合わせても1,000~1,500円ほどで収まることが多いです。
1度の治療費としては、さほど高額ではありませんね。
「初期治療」と「維持治療」に分けられる
前提として、イオントフォレーシス治療は「初期治療」と「維持治療」の2段階に分けられます。
初期治療(第一段階) | 週2回×4、5週 |
維持治療(第二段階) | 週1回 |
通院治療の場合、最低でも週に2回の治療を4週間以上継続する必要があります。
手の場合、付け根部分から少しずつ効果が現れれ始め、やがて水に浸かっている部分全範囲の発汗が止まります。
ここからは、第二段階の維持治療です。そのまま放っておくと、数週間で元の状態に戻ってしまうので、週1回イオンを導入して効果を維持させます。
つまり、制汗効果を維持するためには、半永久的に週1回の維持治療が必要になるということですね。
通院でのイオントフォレーシス治療の価格
では、初期治療が終わるまでにかかるコストはどれぐらいなのでしょうか?
上記を踏まえた単純計算で、目安として10,000円~15,000円ほどの治療費がかかります。
もちろん肌質や多汗レベル等によって個人差はありますが、1万円前後で制汗効果が実感できる可能性が高いということですね。
それ以降は、週1回の維持治療に入ります。維持治療にかかるコストは毎月5,000~7,000円前後になります。
通院でイオントフォレーシス治療を受ける場合、これだけのコストが半永久的にかかり続けます。場合によっては、通院するための交通費がかかる人もいるでしょう。
年間で考えると、維持治療だけで少なくとも6万円はかかるということなので、決して経済的とは言えませんね…(+_+)
家庭用機器と通院治療、どっちがお得?
家庭用機器が断然お得、かつ続けやすい
通院でのイオントフォレーシス治療と、家庭用機器の取り寄せ、どちらを選ぶべきか…。
言わずもがな、家庭用機器の導入がお得ですし、何より継続しやすいです。
病院で扱われているような高性能な家庭用機器の場合、ETS手術費と変わらない価格設定となっていますが、その初期費用を考慮しても家庭用機器がお得と言えます。
前述のとおり、通院治療の場合少なくとも年間で7万円前後の出費が必要になりますが、家庭用機器の場合一度購入してしまえば、先5年、10年と使い続けることができます。
基本的に、1年分の通院治療費分で家庭用機器を取り寄せられるので、長い目で見るとそちらの方がお得というわけですね。
なにより、自宅治療なら思い立ったらすぐに治療ができるので、治療のモチベーションが続きやすいです。
効果、コスパを求めるなら「サーリオ一択」
僕自身、これまで下記4種類の主要家庭用機器を使い比べてみました。
- Dermadry(カナダ製)
- ドライオニック(アメリカ製)
- iontoderma(カナダ製)
- サーリオ(ドイツ製)
それぞれマニュアルにしたがって一定期間使用してみましたが、中でも効果の持続性が高かったのがドイツ製のサーリオです。
Dermadry、Iontoderma、ドライオニックは、効果が無い部分があったり、特有の欠点が見られましたが、サーリオは非の打ちどころなしです。週1回10分の治療で手、足の発汗を抑えることができています。
サーリオの効果、使用感については、下記のレビュー記事にて詳しくまとめていますのでぜひ参考にしてください。
日本語のアフターサポートが受けられる
家庭用機器を取り寄せる場合、発送トラブル、部品の損傷、返金保証の希望など、購入後にカスタマーとのやり取りが必要なケースがあります。
その点サーリオの場合、日本人のカスタマーと日本語でコミュニケーションを取ることができるので安心です。
他機器の場合、商品注文時はもちろん、そういったアフターサポートも含めてすべて英語対応となります。
僕自身、Iontoderma購入時に輸入トラブルが起きて、英語でのコミュニケーションが必要になったのでかなり手こずりました(~_~;)
そういった点でも、これから通販でイオントフォレーシスを購入される方にはサーリオをおすすめしたいです。
消耗部品がないから経済的
ドライオニック、Dermadry、Iontoderma、サーリオと主要なイオントフォレーシスは全て試したけど、サーリオ以外は効果が似たり寄ったりという感じ。
サーリオはコストがネックになるけど、効果の持続性が高いことと、消耗品が無い点で長い目で見ると一番経済的かな…?
— タオ@多汗ライター (@acerola100) June 13, 2019
また、定期交換が必要な消耗部品が無いというのもサーリオの魅力です。
他機器の場合、電極板、フェルト、電池など何らかの消耗品があり、数ヶ月おきの交換が必要です。
サーリオの場合、交換が必要な部品はありませんし、電極板ではなくシリコン製の電気パットを採用しているので劣化の心配もありません。
本体価格は他の機器に比べて高額ですが、先5年、10年と使い続けるものだと考えると、結果的に一番コスパが良いと思います。
家庭用イオントフォレーシス4機種の特徴比較
最後に、上記4種類の家庭用イオントフォレーシス機器の価格、特徴などを比較表にまとめました。下記の通りです。
商品画像 | ||||
商品名称 | サーリオ | Dermadry | iontoderma | ドライオニック |
用途 | 手・足・脇 | 手・足・脇 | 手・足 | 手・足 |
制汗効果 | ||||
治療時間 | 10分 | 20分 | 20分 | 30分(片手ずつ) |
電極方向 | 自動変更 | 自動変更 | 手動変更 | なし |
価格 | 89,800円 | 約38,000円 | 約43,000円 | 約25,000円 |
消耗部品 | なし | 電極板、タオル | 電極板、パット | 電池、フェルト |
注文言語 | 日本語 | 英語 | 英語 | 英語 |
総合評価 |
※表が切れている場合は→にスクロールしてください
正直、制汗効果に関してはサーリオ以外の機器は横一線かなという感じです。
あえてサーリオ以外でおすすめするなら、リーズナブルな価格設定で使いやすいDermadryでしょうか。
サーリオは初期コストのみネックになりますが、前述のとおり長い目で見ると一番経済的です。
初めから高機能な機器を購入して、治療時間を時短してしまうのが良いかなと思います。
あとから、「初期費用を抑えたものの、思うような効果が得られなかった…」となっては本末転倒です(~_~;)(4台目にしてやっとサーリオを購入した僕が言うのもなんですが)
サーリオが他機器に比べて制汗効果が高いのは、シリコンパッドに何か理由があるのか、電流が特殊なのか…
理由ははっきりわかりませんが、実際にそれぞれの機器を使い比べたことで、確固たる性能の差を実感しました。
各機器の効果、特徴については下記の比較記事にて詳しくまとめていますのでぜひ参考にしてください。
まとめ:イオントフォレーシスは価格、効果ともに家庭用に軍配
というわけで、イオントフォレーシスの価格、効果についての比較でした。
一度家庭用機器を購入してしまえば、すでに1年分の通院治療費の元が取れているも同然です。
サーリオの場合、定期交換が必要な消耗部品もないので、10年、20年、ていねいに使えばもっと長く使い続けられるかもしれません。
ETS手術を回避して手、足、脇汗を抑えたいという方は、ぜひ家庭用イオントフォレーシス機器を導入して、最小限の治療時間で多汗症を抑えてください。
僕自身、サーリオのおかげで控えめに言って人生が変わりました。
同じ悩みを抱える人にぜひ効果を体感してみてほしいです!