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イオントフォレーシスの効果を汗男がレビュー【定番5機種使い比べ】

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こんにちは、多汗ライターカンタです。

「イオントフォレーシスってほんとに多汗症に効果あるのかな…?そもそも通院治療と家庭用機器、どちらを選ぶべきだろう。効果の高い機器とかあれば知りたいな」

本記事はこういった方に向けて書いています。

僕は、生まれつき手、足、脇の多汗症です(手は最も重度のレベル3)。

学生時代、ETS手術も検討したことがありますが、重度の代償性発汗のリスクがあることを知って断念…。

現在は、週1回の「イオントフォレーシス治療」で発汗を抑えることができており、おかげで日常生活に支障をきたすことがほとんど無くなりました。

20年間、手汗で悩み続けてきた僕にとって、控えめに言って神治療だったイオントフォレーシス。

過去4年間で通院での治療も含めて、計5種類の機器でイオントフォレーシスを体験してきたので、それぞれの特徴、おすすめの機器について紹介したいと思います。

イオントフォレーシスは効果がある?

イオントフォレーシスとは、微弱電流の通った水道水に一定時間手、足等を浸けて、汗腺を窄める治療です。

一定期間継続することで、手汗、足汗、脇汗を抑えることができます。

効果の現れ方が特徴的でして、1ヶ月ほど治療を継続すると、ある日突然発汗が止まります。

そして、1度発汗が止まると数週間効果が持続します。

治療のたびに徐々に発汗が和らいでいくといった感じではないので、通院での治療の場合効果が出るまで続かないというケースも多いみたいですね。

僕の場合は、週2回の通院治療を2ヶ月、4種類の家庭用機器をそれぞれマニュアルに従って使用しましが、何れも一定の制汗効果が得られました。

では早速、それぞれの機器の具体的な効果についてレビューしていきます。

通院治療、家庭用機器4種レビュー

①皮膚科でのイオントフォレーシス「IP30」

制汗効果
続けやすさ
治療頻度 週2~3回
効果が出るまで 1ヶ月半
コスト 保険適用で1回1,000円程
総合評価

20歳のときに皮膚科のクリニックで初めてイオントフォレーシスを体験しました。

「IP30」という機器でしたが、基本的に皮膚科ではこちらの機器が導入されています。

肝心な効果ですが、週に2回の治療を6週ほど続けたあたりで手のひら全体の50%ほどの範囲の発汗が止まりました。

ですが個人的には「1ヶ月半通院して、半分止めるのがやっとか…」と物足りない気持ちが強かったのと、半永久的に通院する煩わしさを考えると続きませんでしたorz

とはいえ、保険適用で3割負担になるので、1,000円前後で試すことができます。

とにかくイオントフォレーシスを体験してみたいという場合は、まずはお近くの皮膚科等に問い合わせてみてください。

②drionic(ドライオニック)

制汗効果
続けやすさ
治療頻度 毎日→1日おき
効果が出るまで 1ヶ月
コスト 234$(25,000円程)
総合評価

初めて使用した家庭用イオントフォレーシス機器が、こちらのドライオニック。

1ヶ月ほど毎日30分間の治療を続けた結果、水に浸かっている部分の発汗は止まりました。

ですが、機器の構造上手全体の半分ぐらいが水に浸からないので、効果も今ひとつです。足裏にいたっては、全体の3割ぐらいしか浸かりません(泣)

また、片手ずつの治療になるのと、1度の治療時間が30分と長めなので、両手足の治療を1台で行うと2時間かかります。これを毎日続けるのは結構根気が必要でした(+_+)

③Iontoderma(イオントダーマ)

制汗効果
続けやすさ
治療頻度 毎日→1日おき
効果が出るまで 1ヶ月
コスト 399$(43,000円程)
総合評価

アメリカ製のドライオニックに対して、カナダ製のIontoderma。私カンタの家庭用機器2代目です。

制汗効果、効果の持続性はドライオニックにやや劣るかな?という感じですが、なにより治療時間が両手20分で済むのが最高ですね。

ただ、1年使った結果皮膚の厚い指の付け根部分(下記写真)は効果がありませんでした(~_~;)

あと、10分おきに手動で+、-のコードを差し替える必要があります。

④Dermadry(ダーマドライ)

制汗効果
続けやすさ
治療頻度 毎日→1日おき
効果が出るまで 1ヶ月
コスト 349$(38,000円程)
総合評価

Iontoderma同様カナダ製のDermadry。家庭用機器3代目。

効果、使用感はIontodermaとほとんど同じで、唯一異なる点は、コードの差し替えが不要なところです。

定価もIontodermaより5,000円ほど安価なので、この3つの中ではDermadryがおすすめです。

⑤Saalio(サーリオ)

制汗効果
続けやすさ
治療頻度 毎日→週1回
効果が出るまで 2~3週間
コスト 89,800円
総合評価

ドイツ製のサーリオ。家庭用機器4代目です。

はっきり言って、上記4種類の機器とは比較にならないぐらい効果の持続性が高いです。

3ヶ月前からサーリオを使用していますが、おそらく先5年、10年と使い続けることになるかな…?

現在は、サーリオのおかげで週1回10分の治療でサラサラ(むしろガサガサ)の状態をキープしています。

唯一初期コストがネックになりますが、他の機器と違って定期交換が必要な消耗品がなく、また全額返金保証もついています。

「イオントフォレーシスで多汗症治療するならコレ!」と自信を持って推奨できる商品です。

Saalio(サーリオ)公式サイト

 個人的には「サーリオ一択」

サーリオが他機器に比べて優れていた点

改めて、サーリオが他機器に比べて優れていた点をまとめておきます。下記の通りです。

  1. 週1回10分の治療で効果が持続
  2. 他機器では効果が得られなかった部位(皮膚の厚い指の付け根あたり)にも効果あり
  3. 足裏にも一定の効果があった
  4. わずらわしいコードの差し替え等が不要
  5. 定期交換が必要な消耗部品が無い
  6. 唯一日本の通販サイトから日本語購入できる

自宅で、かつ週1回10分の治療で手、足汗の治療ができる機器は現時点でサーリオぐらいでしょうか。

もちろん、多汗レベルや肌質等によっても個人差があるかもしれませんが、レベル2以上の多汗症(見た目で汗がかいていることがわかる)であれば、サーリオを選んでおいて間違いないかなと思います。

日本の通販サイトから購入できる

サーリオを推奨したい理由の一つに、「日本の通販サイトから購入できるから安心」ということも挙げられます。

前述の通り、現時点で日本のサイトから日本語注文できるイオントフォレーシス機器はサーリオのみです。

サーリオは、AHCの日本語版公式ページから購入可能となっています。

現状、日本製のイオントフォレーシス機器は無く、何れの製品も医療先進国からの輸入取り寄せになるのですが、サーリオは日本人のカスタマーとやり取りができるという点で安心ですね。

Iontodermaを購入した際、輸入時にトラブルが起きてカスタマーとの英語でのコミュニケーションが必要になったのですが、かなり手こずりました(~_~;)

一度購入すると長く使うものなので、購入後のアフターサービスのことを考えてもサーリオをおすすめしたいです。

サーリオ公式サイト(日本版)

家庭用イオントフォレーシス比較表

最後に、今回紹介した4種類の家庭用イオントフォレーシス機器の比較表を載せておきます。

商品画像
商品名称 サーリオ Dermadry iontoderma ドライオニック
用途 手・足・脇 手・足・脇 手・足 手・足
制汗効果
治療時間 10分 20分 20分 30分(片手ずつ)
電極方向 自動変更 自動変更 手動変更 なし
価格 89,800円 約38,000円 約43,000円 約25,000円
消耗部品 なし 電極板、タオル 電極板、パット 電池、フェルト
注文言語 日本語 英語 英語 英語
総合評価

※表が切れている場合は→にスクロールしてください

イオントフォレーシスの効果まとめ

サーリオが他機器に比べて制汗効果が高いのは、シリコンパッドに何か理由があるのか、電流が特殊なのか…

理由ははっきりわかりませんが、実際にそれぞれの機器を使い比べたことで、確固たる性能の差を実感しました。

これからイオントフォレーシスで手、足、脇の多汗症治療を始めるという方は、ぜひサーリオの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

僕自身、サーリオのおかげで大げさでなく人生が変わったので、同じ悩みを抱える人にぜひ効果を体感してみてほしいです!

サーリオ公式サイトはコチラ

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