こんにちは、多汗ライターカンタです。
リーズナブルな家庭用イオントフォレーシス機器として多くの人から選ばれている「iontoderma」。
今回は、そんなiontodermaの使い方について解説します。
僕自身、レベル3の多汗症持ちでして、実際にiontodermaを1年間使用してみました。その結果報告もかねて、iontodermaの効果的な使い方について解説します。
現在購入を検討中の方、手元にあるけど使い方がわからないといった方はぜひ参考にしてください。
目次
iontodermaの使い方解説【簡単です】
では早速iontodermaの使い方から解説していきます。とってもシンプルです。
- 容器に電極版とパットをセット
- 左右それぞれの容器に800ml程度の水を入れる
- 赤黒ケーブル→アダプター→コンセントの順に接続
- 電源を入れて10分間両手を浸ける
- ケーブルを左右差し替えて再度10分間両手を浸ける
1回あたり10分×2回の計20分の治療となります。足の裏の治療をする場合は、手足合わせて40分ということですね。
電圧の設定について
手のひらは皮膚が薄いので、最弱の12Vからスタートしてください。もし電気が通っている感覚が無い場合は、15V、18Vと少しずつ電圧を上げてみてください。
足の裏に関しては、手のひらより皮膚が厚いので18Vぐらいから始めても大丈夫だと思います。
僕の場合は、手のひら15V、足の裏27Vで使用しています。始めは手足両方12Vでやってましたが、数回やって慣れてからは少しずつ電圧を上げました。
とはいえ、毎日継続することが何より大事なので、不快感が無い程度の電圧で気長に続けてみてください。
iontodermaは多汗症レベル3に効果あった?
期待していた程の効果は得られず
結論から言うと、1ヶ月の使用で僕のレベル3の多汗症にも効果が現れました。
しかし、全範囲の手汗を完全にシャットアウトできたかというと、そこまでの効果は得られず…。
具体的には、皮膚の厚い指の付け根部分と側面(下記写真)の発汗は止まりませんでした。マーカーで囲っている部分は、1年間使用し続けた結果ほとんど効果無しでしたorz
ですので、体感的には50%ぐらいの制汗効果といった感じでしょうか。手全体を触ると普通に湿ってます(笑)とはいえ、治療前の状態を考えると不快感はかなり軽減されましたね。
サーリオに乗り換えたら世界が変わった
2ヶ月前からサーリオに乗り換えました
僕の場合、iontodermaでは思うような効果が得られなかったわけですが、2ヶ月前に思い切って「サーリオ」という他機種に乗り換えました。
結論から言うと、iontodermaとは比べ物にならないくらいの制汗効果を得られました。
iontodermaで止められなかった部位の発汗もおさまりましたし、何より週1回の治療でサラサラの状態を持続できています(最初の2週間は毎日継続しました)。
控えめに言って世界が変わりましたね…。
個人的には、これから家庭用イオントフォレーシス機器を導入される方にはサーリオを推したいです。
ちなみに、サーリオの効果、使用感については下記のレビュー記事にて詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
自宅用イオントフォレーシス主要4機器比較
これまでiontodermaを含む下記4つの主要機種を使用しました。
- Dermadry(カナダ製)
- ドライオニック(アメリカ製)
- iontoderma(カナダ製)
- サーリオ(ドイツ製)
それぞれマニュアルにしたがって一定期間使用したので、参考までに比較表を作ってみました。下記の通りです。
商品画像 | ||||
商品名称 | サーリオ | Dermadry | iontoderma | ドライオニック |
用途 | 手・足・脇 | 手・足・脇 | 手・足 | 手・足 |
制汗効果 | ||||
治療時間 | 10分 | 20分 | 20分 | 30分(片手ずつ) |
電極方向 | 自動変更 | 自動変更 | 手動変更 | なし |
定価 | 89,800円 | 約38,000円 | 約43,000円 | 約25,000円 |
消耗部品 | なし | 電極板、タオル | 電極板、パット | 電池、フェルト |
注文言語 | 日本語 | 日本語 | 英語 | 英語 |
総合評価 |
※表が切れている場合は→にスクロールしてください
正直、家庭用イオントフォレーシスはサーリオ一択かなという感じです。長く使ものなので尚更ですね。
そんなサーリオは、効果、費用ともに「iontoderma以上、ETS手術未満」といった感じです。
ETS手術ほどの半永久的な効果は得られないにせよ、週1回の治療で効果を持続させることができます。
一点、コストがネックでして、iontodermaとETS手術のちょうど中間ぐらいの支出が必要となります。とはいえ、治療時間が時短でき、制汗効果も桁違いなので、結果的にコスパは一番良かったなと思います。
それから、日本語のアフターサービスが受けられるという点と、100日間の返金保証が付いている点でも安心して購入できましたね。
まとめ:iontodermaの使い方は簡単ですが…
というわけ、iontodermaの使い方、効果についての解説でした。
iontodermaでも一定の制汗効果は得られますが、効果の持続性、使いやすさ両面においてサーリオに軍配が上がるかなという感じです。
また、英語がわからない場合は、iontodermaのアフターサービスや返金保証もあってないようなものなので、ちょっと不安ですよね…。発送トラブルなんかが起きたら結構面倒かもです。
そうした安全面も含めて、効果、使いやすさともに良心的なサーリオの購入も検討されてみてはいかがでしょうか。