こんにちは、多汗ライターカンタです。
少し前までは、「イオントフォレーシス=皮膚科に通って受ける治療」というイメージでしたが、最近は家庭用機器が普及し、自宅で手、足汗治療ができるようになりました。
かくいう僕も、4年前に通院治療から家庭用機器に切り替えたのですが、以来週1回の自宅治療で手、足汗を抑えることができています(ちなみに多汗症レベル3です)。
これまで、Iontoderma、Dermadry、サーリオ、ドライオニックと主要機器を全て試したので、今回はそれらの機器を徹底比較したいと思います。
「自宅治療を検討中だけど、製品選びで悩んでいる」といった方はぜひ参考にしてください。
目次
最も効果のあった家庭用イオントフォレーシス機器は?
とにかく効果を求めるなら「サーリオ」一択
4つの家庭用イオントフォレーシス機器を使用した結果、いずれの機器でも一定の制汗効果を実感することができました。
中でも特に効果の持続性が高かったのは、ドイツ製のサーリオという機器でした。
ドライオニック、Dermadry、Iontoderma、サーリオと主要なイオントフォレーシスは全て試したけど、サーリオ以外は効果が似たり寄ったりという感じ。
サーリオはコストがネックになるけど、効果の持続性が高いことと、消耗品が無い点で長い目で見ると一番経済的かな…?
— カンタ@多汗ライター (@acerola100) June 13, 2019
前提として、イオントフォレーシス治療は、使用を重ねる度に発汗が緩和されていくわけではなく、1ヶ月後ぐらいに突如発汗が止まるという特徴があります。
ですがサーリオの場合、治療を重ねる度に発汗が緩和されていく感覚があり、日々治療のモチベーションが保てたというのがまず他機器との決定的な違いでした。
現在は、週1回10分の治療で手、足の発汗を抑えることができています。
サーリオは他3機器と何が違う?
サーリオが他の機器に比べて優れていた点はざっと下記6点です。
- 週1回10分の治療で効果が持続
- 他機器では効果が得られなかった部位(皮膚の厚い指の付け根あたり)にも効果あり
- 足裏にも一定の効果があった
- わずらわしいコードの差し替え等が不要
- 定期交換が必要な消耗部品が無い
- 唯一日本の通販サイトから日本語購入できる
ドライオニック→Iontoderma→Dermadryと試した後に、4台目でやっとサーリオに行きついたのですが、過去3機器に比べて1度の治療時間も大幅に短縮できました。
1回10分の治療で済むというのがほんとに快適です(''ω'')
これまでは、手足合わせて毎日40~50分かけて治療していたので、わざわざテレビの前に座ったり、動画を再生しながら治療していましたが、10分くらいなら音楽を聴きながらささっと終わらせられます。
また何より嬉しいのが、電極版、パット、電池といった定期交換が必要な消耗部品がないこと。
機器自体は他製品に比べて高額ですが、1度購入すればずっとそれだけで使い続けられるので、結果的に一番経済的ですね。
日本のサイトから日本語購入できるサーリオ
そんなサーリオは、唯一日本の通販サイトから購入できる機器でもあります。
家庭用イオントフォレーシス機器は決して安い買い物ではないので、海外からの英語注文って結構不安ですよね。
Iontoderma購入時、輸入トラブルがあり、カスタマーと英語でのやり取りをしましたが、めちゃくちゃ手こずりました(~_~;)
その点、購入後のアフターサービスや返金保証も含めて日本人のカスタマーとやり取りができるサーリオは安心ですね。
先5年、10年と使用するものだと思うので、日本のサイトから購入できる機器を選んでおいて間違いないです。
2ヶ月間サーリオで自宅治療した結果
僕自身、2ヶ月間サーリオで手、足の治療をし、前述のとおり週1回10分の治療でサラサラの状態をキープすることができています。
より詳しい使用感、効果については下記のレビュー記事にてまとめていますのでぜひ参考にしてください。
家庭用イオントフォレーシス主要4機器比較
前述のとおり、過去4年間で下記4つの家庭用イオントフォレーシス機種を使用しました。
- Dermadry(カナダ製)
- ドライオニック(アメリカ製)
- iontoderma(カナダ製)
- サーリオ(ドイツ製)
それぞれマニュアルにしたがって一定期間使用したので、参考までに比較表を作ってみました。下記の通りです。
商品画像 | ||||
商品名称 | サーリオ | Dermadry | iontoderma | ドライオニック |
用途 | 手・足・脇 | 手・足・脇 | 手・足 | 手・足 |
制汗効果 | ||||
治療時間 | 10分 | 20分 | 20分 | 30分(片手ずつ) |
電極方向 | 自動変更 | 自動変更 | 手動変更 | なし |
価格 | 89,800円 | 約38,000円 | 約43,000円 | 約25,000円 |
消耗部品 | なし | 電極板、タオル | 電極板、パット | 電池、フェルト |
注文言語 | 日本語 | 英語 | 英語 | 英語 |
総合評価 |
※表が切れている場合は→にスクロールしてください
改めて、効果、使い勝手両面でサーリオがずば抜けているかなという感じです。
他の3機器の効果については、大きな差はありません。一点、ドライオニックは構造上水に浸かる範囲が狭いというデメリットがあるくらいでしょうか。
また、レベル3の僕の場合Dermadryとiontodermaでは皮膚の厚い指の付け根部分の発汗を止めることができませんでしたorz
サーリオにかえてから、初めて全範囲の発汗が止まったので感動しています。
シリコンパッドに何か理由があるのか、電流が特殊なのか…理由ははっきりわかりませんが、明らかな性能の差を実感しています。
これから家庭用イオントフォレーシスを導入するなら
というわけで、これから家庭用イオントフォレーシス機器で手、足汗の治療をするならサーリオがおすすめです。
最後に、サーリオの他機器との違いをおさらいしておきます。
- 週1回10分の治療で効果が持続
- 他機器では効果が得られなかった部位(皮膚の厚い指の付け根あたり)にも効果あり
- 足裏にも一定の効果があった
- わずらわしいコードの差し替え等が不要
- 定期交換が必要な消耗部品が無い
- 唯一日本の通販サイトから日本語購入できる
「とにかく初期コストを抑えたい」という場合は、Dermadryなどの他機器の購入も検討されると良いかもしれませんが、
個人的には、コスト重視でイオントフォレーシスの効果を確かめるなら、一ヶ月ほど皮膚科に通う方が良いかなと思います(最近は保険適用で1回1,000円以下でイオントフォレーシスが受けられる病院もあります)。
あくまで自宅でのイオントフォレーシス治療にこだわる場合は、サーリオの導入をおすすめします。レベル3の手掌多汗症を持つ僕自身、サーリオのおかげで控えめに言って人生が変わりました。