こんにちは、多汗ライターカンタです。
リーズナブルな家庭用イオントフォレーシス機器として多くの人から選ばれている「Dermadry」。
今回は、そんなDermadryの使い方について解説します。
僕自身、レベル3の多汗症でして、実際にDermadryを2ヶ月間使用してみました。その結果報告もかねて、Dermadryの効果的な使い方について解説します。
現在購入を検討中の方、手元にあるけど使い方がわからないといった方はぜひ参考にしてください。
目次
Dermadryの使い方解説【簡単です】
では早速Dermadryの使い方から解説していきます。説明書が英語なので混乱するかもですが、治療手順はシンプルです^^
- 容器に電極版とタオルをセット
- 左右それぞれの容器に500ml程度の水を入れる
- コンセント、本体、ケーブルをそれぞれ接続
- 本体画面で治療の設定を行う(下記で解説)
- 電源長押し→ランプが点灯したら手を浸ける
本体画面で治療の設定
左から…
- 治療部位(脇、手、足)
- 電圧の強度(mA)
- 治療時間
電圧の強度についてですが、まずは様子見で1~3mAぐらいに設定します。そこから耐えられる範囲で1mAずつ上げていってください。
Dermadryのカスタマーに問い合わせたところ、このmA数を高く設定すればするほど効果が高まるとのことです。ただ、くれぐれも無理のない範囲で使用してください。
ちなみに、僕の場合は手のひらは8mA、足の裏は15mAで使用しています。
治療時間については、脇15分、手と足は各20分で固定となっています。
設定が完了したら、右下の電源ボタン長押し。すると、緑のランプが点灯します。
手を浸けると、自動で電流が流れて治療開始!
Dermadry(ダーマドライ)は効果があった?使用レビュー
使用5週目でレベル3の手汗に変化が…
結論から言うと、Dermadryは多汗症レベル3の僕の手汗にも一定の効果がありました。
商品到着後、20分の治療を毎日継続。
電圧は10mAでも結構ビリビリきたので、5mAに下げてスタートしました。最終的に8mAまで耐えることができています。
肝心な効果ですが、使用開始から5週目に入ったところで、水に浸かっている部分の発汗がピタっと止まりました。
Dermadryの前に他機種を使用していたことがあり、すでに電気治療の効果自体は実感済みでしたが、改めてイオントフォレーシスの威力は凄まじい…。
1日おきの治療で効果が持続
一度発汗が止まると一定期間効果が持続するとのことだったので、6週目から治療頻度を毎日→週1回に減らしてみました。
しかし、週1だとさすがに効果が続きませんでした。
その後、「2日に1回」が最適な治療頻度だということがわかってきたので、それ以降は1日おきの治療を継続して発汗を抑えています。
ちなみに、効果の現れ方や持続性は同じカナダ製の他機器「Iontoderma」とかなり似ていました。
部分的に効果が見られず…
ですが残念なことに、皮膚の厚い指の付け根部分と、側面のみ発汗は止まらず(+_+)
下記写真のマーカーで囲っている部分は、2ヶ月使用し続けた結果ほとんど効果なしでした(この特徴もIontodermaと同じ)。
体感的には、全体の半分ぐらいの制汗効果にとどまった感じです。手を触ると普通に湿ってます(笑)とはいえ、治療前の状態を考えると不快感はかなり軽減されました!
足はかかとと指先に効果があった
Dermadryは、手のひらと同じように足裏にも使用できます。
しかし、前述のとおり皮膚の厚い箇所への効果は今一つで、2ヶ月使用した結果かかと周りと指先(表面)の発汗のみ治まりました。
ちなみに、電圧は手よりも少し強めの15mAで使用しています。
足は側面の発汗がより激しいので、全体の10%ぐらいは止まったかな?という感じ。
肌質、多汗レベル等によって効果に違いがあるかもしれませんが、足汗を抑える目的でのDermadry購入はおすすめできないかなというのが率直な感想です。
痛み、刺激について
電圧を1mA単位で調整することができるので、治療中の痛みはさほど気になりません。
類似製品のIontodermaと比べると、やや電気の出力が高いかな?と感じますが、耐えられないほどの刺激ではありません。
ただし、手に擦り傷やさかむけ等がある場合、かなり沁みます。ワセリンを塗るなり、絆創膏を貼ればできなくもないですが、面倒なのでその際はお休みしています。
Dermadryを2ヶ使用しての感想
コストを抑えたい人にはおすすめ
まず制汗効果についてですが、一番古いドライオニックに比べてもやや劣るかなという印象。
効果の持続性も今ひとつで、半永久的に1~2日おきの治療が必要と考えると、ちょっと根気が必要ですね。
人によっては週1回の通院治療の方が続きやすいかもしれません。
お試しで3万円出してDermadryを購入するなら、高価でも性能の良い他機種を選んでおくのが無難かなというのが率直な感想です。
また、イオントフォレーシス治療の効果そのものを確かめたい場合も、保険適用で治療ができる病院に1ヶ月ほど通院する方が経済的かもしれません(病院によっては、一回1,000円未満で施術を受けられるところもあります)。
とはいえ、3万円台で購入できる機器の中では、Dermadryが一番コスパが高いです。
初期予算を抑えて自宅治療をしたい方にはおすすめです。
下記リンクからダーマドライの購入画面に進むと、4,000円OFFのクーポンが適用されます。
よりコスパを重視するなら「サーリオ」がおすすめ
ドライオニック、Dermadry、Iontoderma、サーリオと主要なイオントフォレーシスは全て試したけど、サーリオ以外は効果が似たり寄ったりという感じ。
サーリオはコストがネックになるけど、効果の持続性が高いことと、消耗品が無い点で長い目で見ると一番経済的かな…?
— カンタ@多汗ライター (@acerola100) June 13, 2019
結果的に、僕は「サーリオ」という新機種に乗り換えたのですが、現在は週1回10分の治療で全範囲の手汗を抑えることができています。
治療時間を大幅に時短できたので、サーリオを導入してほんとに良かったです。
ほぼETS手術と変わらない価格設定のサーリオですが、効果、使いやすさを考慮するとコスパはDermadry以上かなと思います。
日本の通販サイトから購入できるので、ぜひチェックしてみてください。
サーリオの効果、使用感については下記のレビュー記事にて詳しくまとめていますのでぜひ参考にしてください。
自宅用イオントフォレーシス主要4機器比較
これまでDermadryを含む下記4つの主要機種を使用しました。
- Dermadry(カナダ製)
- ドライオニック(アメリカ製)
- iontoderma(カナダ製)
- サーリオ(ドイツ製)
それぞれマニュアルにしたがって一定期間使用したので、参考までに比較表を作ってみました。下記の通りです。
商品画像 | ||||
商品名称 | サーリオ | Dermadry | iontoderma | ドライオニック |
用途 | 手・足・脇 | 手・足・脇 | 手・足 | 手・足 |
制汗効果 | ||||
治療時間 | 10分 | 20分 | 20分 | 30分(片手ずつ) |
電極方向 | 自動変更 | 自動変更 | 手動変更 | なし |
定価 | 89,800円 | 約38,000円 | 約43,000円 | 約25,000円 |
消耗部品 | なし | 電極板、タオル | 電極板、パット | 電池、フェルト |
注文言語 | 日本語 | 日本語 | 英語 | 英語 |
総合評価 |
※表が切れている場合は→にスクロールしてください
改めて4機種を比較してみると、効果、使いやすさともにサーリオが頭一つ抜けているかなという感じです。
他機器のように短期間で交換が必要な消耗品もないので、長く使うことを考えるとサーリオが一番経済的だと思います。
また、注文時の住所入力等も日本語可で、アフターサービスや返金手続きも日本人のカスタマーとやり取りができる点で安心です。
初期のコストがネックになりますが、先5年、10年と使い続けるものなので、よりストレス無く続けられる機器を選んでおいて間違いないと思います。
実際にそれぞれの機器を使い比べたことで、確固たる性能の差を実感しました。
まとめ:Dermadryの使い方は簡単【保管はやや面倒】
というわけ、Dermadryの使い方、効果についてのレビューでした。
日本語の説明書が同梱されていないので、購入時に不安になる方もいるかもしれません。
ですが、Dermadryの使い方はとてもシンプルなので、1度使えばすぐに覚えられます。
また、Dermadryの公式サイトから購入した場合、Dermadryから使用方法の動画が送られてきますし、YouTubeで「Dermadry」と検索すると使用方法の動画がヒットします。
一点、Dermadryは金属板と布を使用しているので、後片付けがやや面倒なのと、消耗品なので定期的に交換する必要があるのがネック。
その点サーリオの場合、電極版が金属ではなくシリコンパットが使用されており、短期間で交換しないといけない消耗品も無いのでストレスフリーで長く使うことができますよ。