こんにちは、多汗ライターカンタです。
リーズナブルな家庭用イオントフォレーシス機器として多くの人から選ばれている「ドライオニック」。
今回は、そんなドライオニックの使い方、副作用の有無について解説します。
僕自身、レベル3の多汗症でして、実際にドライオニックを2年間使用してみました。その結果報告もかねて、ドライオニックの効果的な使い方について解説します。
購入を検討中の方、手元にあるけど使い方がわからないといった方はぜひ参考にしてください。
目次
ドライオニックの使い方解説【簡単です】
では早速ドライオニックの使い方から解説していきます。とってもシンプルです。
- 濡らしたフェルトを本体に設置
- 本体に水を張る
- ↓のように手を置いて電源を入れる
- そのまま30分キープ!
機器が1台しかない場合は片手ずつの治療になるので、治療時間は30分×2回の計1時間となります。
1ヶ月ほど続けると発汗が緩和されるので、そこから少し時間を減らしてみてください。
僕の場合は、片手15分の計30分で両手の発汗を抑えることができています。
ちなみに足にも、手と同じ用途で使用可能です。
ドライオニックの副作用について
そんなドライオニックの副作用についてですが、基本的には微弱電流が体に何らかの害を与えるということはありません。
しかし、肌質にによっては湿疹(発赤)、かゆみ、皮むけ、水泡などが起こる場合があるようです。
もしこれらの症状が出た場合は、治まるまで一時ドライオニックの使用を中断してください。電圧を緩めた上で、再度様子を見ながら施術してください。
それでも上記症状が出る場合は、ドライオニックの使用を控えて、通院での治療か他のイオントフォレーシス機器の導入を検討されることをおすすめします。
ドライオニックを2年間使ってみた感想
1ヶ月の使用でレベル3の手汗に変化が…
結論から言うと、ドライオニックは多汗症レベル3の僕の手汗にも効果がありました。
片手15分計30分の治療を毎日継続。
電圧は真ん中より少し弱いぐらいに設定していましたが、1ヶ月ほどで手のひらの発汗が止まりました。
過去に、皮膚科で電気治療を経験済みでして、イオントフォレーシスの効果自体は実感済みだったのですが、やっぱり手汗にはかなり効果があります。
1日おきの治療で効果が持続
ドライオニックは一度発汗が止まると、一定期間効果が持続するとのことだったので、治療頻度を毎日→週1回に減らしてみました。
しかし、週1だとさすがに効果が続きませんでした。
その後、「2日に1回」が最適な治療頻度だということがわかってきたので、それ以降は1日おきの治療を継続しています。
指の付け根部分は電気が当たらず…
そんなドライオニックにも欠点があります。
残念ながら、指の付け根部分(下記写真)の発汗を止めることはできません。この部分で手を支えることになるため、機器の構造上水が浸からないんですよね。
ちなみに、同じく水に浸からない「側面」にも効果が無く、体感的には全体の半分ぐらいしかカットできないような感じですねorz
完璧に制汗とはいきませんでしたが、それでも治療前の状態を考えると、不快感はかなり軽減しました。
ドライオニックを2年使用しての率直な感想
果たして4万円の価値はある…?
制汗効果自体は申し分なしですが、上記の通り手のひら全体の発汗を抑えることは難しいドライオニック。
また、効果の持続性も乏しく、半永久的に1日おきの治療が必要になることを考えると根気が必要ですね。ひょっとすると週1の通院治療の方が続きやすいかも…?
3万円でドライオニックを購入するぐらいなら、性能の良い他機種を購入するか、保険適用でイオントフォレーシス治療できる病院に通って効果を確かめる方が良いかなと思いました。
思い切ってサーリオに乗り換え
結果的に、僕は2ヶ月前から「サーリオ」という新機種に乗り換えたのですが、現在は週1回10分の治療で全範囲の手汗を抑えることができています。
治療時間が時短でき、効果も値段相応で申し分なしなので、サーリオを導入してほんとに良かったです。
ほぼETS手術と変わらない価格設定のサーリオですが、効果、使いやすさを考慮するとコスパはドライオニック以上です。
日本の通販サイトから購入できるので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、サーリオの効果、使用感については下記のレビュー記事にて詳しくまとめていますのでぜひ参考にしてください。
自宅用イオントフォレーシス主要4機器比較
これまでドライオニックを含む下記4つの主要機種を使用しました。
- Dermadry(カナダ製)
- ドライオニック(アメリカ製)
- iontoderma(カナダ製)
- サーリオ(ドイツ製)
それぞれマニュアルにしたがって一定期間使用したので、参考までに比較表を作ってみました。下記の通りです。
商品画像 | ||||
商品名称 | サーリオ | Dermadry | iontoderma | ドライオニック |
用途 | 手・足・脇 | 手・足・脇 | 手・足 | 手・足 |
制汗効果 | ||||
治療時間 | 10分 | 20分 | 20分 | 30分(片手ずつ) |
電極方向 | 自動変更 | 自動変更 | 手動変更 | なし |
定価 | 89,800円 | 約38,000円 | 約43,000円 | 約25,000円 |
消耗部品 | なし | 電極板、タオル | 電極板、パット | 電池、フェルト |
注文言語 | 日本語 | 日本語 | 英語 | 英語 |
総合評価 |
※表が切れている場合は→にスクロールしてください
改めて4機種を比較してみると、効果、使いやすさともにサーリオが頭一つ抜けているかなという感じ。
値段もそれ相応に高額ですが、万が一効果が得られなかった場合の返金保証が用意されていることと、日本人のカスタマーと日本語でやり取りができるという点で安心です。
ドライオニックやiontodermaの場合、アフターサービスや返金手続きも当然英語対応となるので、英語がわからない場合はほとんどあって無いようなものです(~_~;)
唯一コスト面がネックになるサーリオですが…
ETS手術や通院治療が回避できて、安全かつ手軽に自宅治療ができることを考えると、それだけの価値があるかなと思います。
実際にそれぞれの機器を使い比べたことで、確固たる性能の差を実感しました。
まとめ:ドライオニックの使い方は簡単だけど…
というわけ、ドライオニックの使い方、副作用、効果についての解説でした。
ドライオニックでも一定の制汗効果は得られますが、効果の持続性、使いやすさ両面においてサーリオに軍配が上がるかなという感じです。
また、英語がわからない場合は、ドライオニックのアフターサービスもあってないようなものなので、ちょっと不安ですよね…。発送トラブルなんかが起きたら結構面倒かもです。
そうした安全面も含めて、効果、使いやすさともに良心的なサーリオの購入も検討されてみてはいかがでしょうか。